二人でお出かけ!霧の森のアピスとサヤカ


アピスともりへおかけ♪

宿屋で知り合った先輩魔法使いのグリモワールさんから「魔法薬のレシピ」を色々教わったアピスちゃんは、
さっそく魔法薬づくりに夢中になり、材料のキノコをたくさん欲しがります。

それを知ったサヤカちゃんは『あのねー!川の近くの森で、キノコがいっぱい採れるんだってさ
いっしょにいこっ♪』
とアピスを誘って森へ遊びにいきました

『アピスおそい~!おいてっちゃうよ~♪』
『ちょっと!待ってサヤカ…走るの速い~!』

川が流れる森を元気に走る少女二人
普段は一人でフィールドワークしているアピスちゃんですが、
やっぱりまだ8歳なので、今回はサヤカちゃんという同年代の女の子の友達が一緒なおかげで楽しくてたまらないようです。

『あら?霧が出てきたみたい…』

しかし森を歩いている内に周囲はだんだん濃い霧に包まれていき、二人はお互いの姿が見えなくなりました…

アピスの姿が見えなくなり、不安で泣きそうになるサヤカちゃん
悪い事に足を滑らせてしまい…

『いやあぁっ!!』

ドボーーーーーーーン

川に落ちてびしょ濡れになるサヤカちゃん

『やーん…服がビショビショ!』

サヤカが川に落ちた音を聞き、アピスは慌てて彼女の方へ駆け寄りました

『も~サヤカったら本当にあわてんぼうなんだから
私はすぐ近くにいるのに!』
『うぅ だってぇ~…ハックシュン!!

服がずぶ濡れになり、かなり冷たい思いをしたサヤカちゃん…
このままでは風邪を引いてしまうのでアピスは彼女を水の中から引き上げ、焚火して身体を温めさせる事にしました

『(私の方がお姉さんだし、しっかりしなくちゃ!)』

自分の方がやや年上な事もあって、責任感が強いアピスちゃんは彼女を守ろうとはりきっているようです。

『今朝、イチゴを使ってヴィントボイテル※を焼いてみたの
よかったら食べてみる?』

濡れた服を乾かしているサヤカちゃんに、アピスちゃんは自分が作ったお菓子を振る舞いました

『わぁ!このお菓子、甘酸っぱくて、フワフワしてておいしー♪
ねーどうやって作るの?こんど作り方教えて!』

『フフッ!いいわよ♪』

女子同士ガールズトークで盛り上がるアピスとサヤカ
やがて霧も晴れ、二人は森でキノコをたっぷり採って仲良く宿屋へ帰っていったのでした。

※『ヴィントボイテル』とはシュークリームの事
フリューゲルではヴィントは風、ボイテルは袋を意味し、シュークリームは「風の袋」という名前で呼ばれる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)