トートちゃんの
シェロアイランドに住むチルシアンの女の子トート・ヤンソン(4)は、大好きなクラリス君とアイススケートするために
厚い氷に覆われたさむ~い「森の湖」へとやってきました
『たっのしーのー♪ねぇねぇー
クラリスもこっちきて、一緒に滑ろうなの♪』
いつも履いているお気に入りの長靴の裏にスケート用のエッジを取り付けて、凍った湖の上をスイスイ楽しそうに滑るトートちゃん。けれども肝心のクラリス君は転ぶのが怖くて滑ろうとせず、木の向こうに隠れていました
『もーっ!クラリスのいくじなしー!スケートはこんなに楽しいのに!』
『あ!危ない…!』
そんな時、よそ見をしたトートちゃんはうっかり「足を滑らせ」てしまうのでした
靴がポロリと脱げて思いっきりすっ転ぶトートちゃん
クラリス君は『大丈夫!?』とあわてて駆けつけますが、
硬い氷に顔面をぶつけたトートちゃんは、鼻血を垂れ流して目をぐるぐる回していました
『フニャ~…失敗しちゃったのー
なんだかキレイな、お花畑が見えるのー』
トートちゃんは転んだダメージで意識が朦朧としており、仕方なくクラリス君は彼女をおんぶして病院へ連れていく事に。
翌朝、怪我が治ったトートちゃんはいつものように元気に登校してきました
『あのねあのねっ♪雪山に新しいスケート場がオープンしたんだってさ♪
今日帰ったらいっしょに滑りにいこなのっ!』
『ひぇ~!もう滑るのはこりごりだよぉ!!』と断りたいクラリス君でしたが、望みも虚しく放課後あっさりトートちゃんに捕まり、険しい山の上にあるスケート場まで引っ張られていったのでした……
仲良く(?)校舎の階段を駆け下りるクラリス君とトートちゃん
–本好きの少年クラリス(6)のコメント–
やれやれ…トートのせいで体中筋肉痛になっちゃった
彼女ったら、氷に顔をぶつけてあんなに痛い思いをしたばっかりなのにまた「スケートがしたい!」って
いったいどれだけスケートが好きなのさ…?
彼女ったら、氷に顔をぶつけてあんなに痛い思いをしたばっかりなのにまた「スケートがしたい!」って
いったいどれだけスケートが好きなのさ…?
僕は、図書館や自分の部屋で本読んでる方が好きだなぁ
運動しなくていいし、いろんな知識を得られていろんな世界に浸れるからね!
本当は一人で静かに過ごしたいのさ
運動しなくていいし、いろんな知識を得られていろんな世界に浸れるからね!
本当は一人で静かに過ごしたいのさ
…トートといるのもべつに嫌じゃないけどね
明るくて楽しいし、彼女ああ見えて結構物知りで好奇心も強いんだよ!
いつか僕にお嫁さんができるなら…ああいう子もいいかなー
明るくて楽しいし、彼女ああ見えて結構物知りで好奇心も強いんだよ!
いつか僕にお嫁さんができるなら…ああいう子もいいかなー
ま…本当は眼鏡をかけてて、小柄で、髪が長くて、本好きで、知的でクールな女子が一番タイプなんだけど!そんな子が空から降ってこないかなあ…なぁーんてね!
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