《氷の大陸》の雪国シェロアイランドに住む本好きの少年クラリスは、学校帰りにいつものように図書館で本を借りて家へ戻る途中、雪が降りしきる林の道で同級生の女の子「トート・ヤンソン」を見つけます
『(家は逆方向なのに、こんな所で何してるんだろう…?)』
トートちゃんはスクールバッグをぶら下げたままじっとその場に立って動こうとしません
不審に思ったクラリス君は木陰に隠れてしばらく様子を見ていると、視線に気付いたトートちゃんが嬉しそうに近づいてきました
クラリス君が『どうしたのさ?』と彼女にたずねると……
『あのね…えっとね!今日一晩だけ泊めてほしいの!』
ゴム長靴を履いた足で、照れくさそうに地面をこすりながらお願いするトートちゃん
どうやら彼女は家庭の事情でクラリス君の家に泊めてもらいたくて、彼がやってくるのを待っていたようです
クラリス君は『え?ずっとここに立ってたの?風邪引くよ!』と心配しますが、寒さに強い彼女はへっちゃらという様子
『あたし寒いの好きなの♪でも立ちっぱだったから疲れちゃったー
さ!いっしょにおうちへレッツゴーなの!』
トートちゃんは明るい笑顔を浮かべるとクラリス君の手をぎゅっと引っ張り、彼の家へ元気に走っていきました
クラリスの部屋に上がり込んで本を読み聞かせてもらうトートちゃん
普段は一人で静かに読書するのが好きなクラリス君ですが、いつも元気いっぱいな彼女といるのもマンザラではなさそうな様子でした
–チルシアンの少女トート(4)のコメント–
今日はねー パパとママの結婚記念日だから
二人っきりの時間を邪魔しないようにクラリスの家へ行く事にしたの
二人っきりの時間を邪魔しないようにクラリスの家へ行く事にしたの
あのねあのね!お部屋でクラリスと本読んでいたら窓の外を流れ星が過ぎったの!
シェロアイランドでは「流れ星を一緒に見た男女は将来結ばれる運命」だって、ずーっとむかしから言い伝えられてるんだってさ♪
パパとママもじつはそうだったらしいって♪
シェロアイランドでは「流れ星を一緒に見た男女は将来結ばれる運命」だって、ずーっとむかしから言い伝えられてるんだってさ♪
パパとママもじつはそうだったらしいって♪
もしも あたしがクラリスのお嫁さんになるなら
頭はいいけど頼りない彼のお世話を目いっぱいしちゃう予定なの!えへへへへ♪
今夜は嬉しいから、思う存分クラリスにじゃれつくの~♪
頭はいいけど頼りない彼のお世話を目いっぱいしちゃう予定なの!えへへへへ♪
今夜は嬉しいから、思う存分クラリスにじゃれつくの~♪
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