砂漠の少年アルフと「命の水」


砂漠さばく出逢であった少年しょうねん

星母樹を探して《砂の大陸》へやってきたアピス、リトア、サヤカ、オックスの4人組は不幸にも乗っていた鉄道が脱線してしまい、暑くて広大な砂漠地帯を歩いていると「小さな男の子」がダガーを持った盗賊に襲われているのに遭遇。

『おいテメェ!子供相手に何してやがる!?』

オックスは武器のツルハシを取り出して果敢に闘おうとしますが、
盗賊はやたら強く、素早い動きでかく乱してオックスの腹を刺した後どこかへ逃げ去っていきました

『やっ!オックスにいちゃんしっかりして!あたしが今治すから!』
『く、がはっ…あのクソ野郎!覚えてやがれよ』

サヤカは刺されたオックスに治癒魔法をかけた後、襲われていた男の子が怪我してないか心配します

『死ぬかと思ったぁ~・・・
お姉ちゃんたち、助けてくれてありがとう!』

男の子はアルフという名前で、数キロ離れた先のオアシスの町に住んでおり、
寝たきりの祖父を治すため星母樹の力が宿るという「命の水」が流れる山へたった一人で向かっているのだそうです。

『キミのおじいちゃん、怪我してるの!?たいへん!
あたしが魔法で治してあげる!』

事情を知った一行は少年の祖父を治すため、そして”星母樹のある場所”を聞き出すため、
オアシスの町まで送ってあげる事になったのでした。


『(この子は、あたしが守らなくちゃ・・・!)』

慣れない砂漠を歩いて汗びっしょりになりながらも、心優しいサヤカはアルフのことをずっと心配しておりました

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